エレベーター・エスカレーターの保守管理会社に新卒で入社し、9年間勤めましたが、更にスキルアップし新たな事に挑戦したい思いが強くありました。以前から機械式立体駐車場のメンテナンスには前職での知識・技術が活かせると感じ、興味がありました。そのため、業界最大手のIHI運搬機械でスケールの大きい仕事に携わりたい思いもあり、入社を希望しました。IHI運搬機械の募集は2回あったのですが1回目は退職のタイミングが合わず、2回目の転職フェアで応募しました。業界大手企業で経営は安定し、スキルアップも望める。私には、これ以上ないチャンスでした。又、子どもを含めた家族3人の生活を考えると条件が揃っており、ぜひとも入りたい会社でした。フェアには多数の企業が参加していましたが、他社の募集は目に入らなかったですね。

当社の保守サービスは2～3人のチーム構成。機械操作担当と、作業担当に分かれます。現場の状況に寄りますが、作業の流れは、清掃から可動部分への給油、センサー等の調整といったもので、リーダーの指示に基づいて作業していきます。メーカーならでは作業と言えば、制御盤のプログラムにまで踏み込んで調整すること。メンテナンス専業会社では手を出せない領域です。

エレベーターの保守・メンテナンスとの違いは、機械設備の規模が大きいこと。特に東京第9サービスセンターは都市開発が進んでいるエリアで、近隣には1200台（パレット）もの機械式立体駐車場があります。このメンテナンスに1チームの作業でトータル2カ月ほどかかりました。やり終えた時は、大きな達成感を感じました。

機械式立体駐車場は、メンテナンスのために何時間も止められないので、迅速な作業が求められます。経験豊富なリーダーは、やはり判断のスピードが早いですね。先輩社員の仕事を見ていると、緊急時のトラブル対応がすみやかで、部品交換も早い。すべてが勉強になります。当社は研修制度もOJTもしっかりしているので、未経験者でもやる気があって、自ら学ぶ姿勢があれば上達していくでしょう。

当社の保守メンテナンスは、最先端の機械式立体駐車場はもちろん、旧式のものまで幅広く扱うので、あらゆる作業パターンを経験できるのが魅力です。レベルの高い仕事をしたい人にはとてもいい環境。私もさらに技術向上させたいと思っています。