クレーン逸走防止ブレーキ
「ポジティブ式レールブレーキ」
突風によるクレーンの逸走・暴走事故を防ぐ港湾荷役用クレーンの安全装置
![ポジティブ式レールブレーキ](crane/i/img_positive_title.jpg)
クレーンの逸走事故を防ぐ港湾荷役用クレーンの安全装置 クレーン逸走防止ブレーキ「ポジティブ式レールブレーキ」
よりコンパクトに、より強力に、より繊細に!多彩なクレーンにご利用いただけます。
クレーン逸走防止ブレーキ
薄型クレーン逸走防止ブレーキ
概要
異常気象や設備の老朽化から、さらに必要性が増す逸走事故への対応策として、クレーン用の安全装置 クレーン逸走防止ブレーキ「ポジティブ式レールブレーキ」を開発しました。これは、予期せぬ事態が発生し、クレーンが逸走し始めた場合でも、安全にクレーンを停止することのできる制動装置です。
また、「薄型クレーン逸走防止ブレーキ」はよりコンパクト設計のため、状況に応じて取付場所や取付個数などフレキシブルに対応でき、様々なクレーン機種にご利用いただけます。開発した安全装置が、クレーンの重大事故防止に貢献します。
対応機種:コンテナクレーン、連続式アンローダ、橋形アンローダ、ダブルリンク式クレーン、門型クレーン
※構造上設置できない場合があります
仕様
押付力:最大65t、静摩擦係数:μ=0.4以上、動摩擦係数:μ=0.2(条件次第で0.3)。
![ポジティブ式レールブレーキ](crane/i/img_positive_02.jpg)
開発経緯
多発する、突風によるクレーンの逸走!
突風や暴風により運転中のクレーンが逸走することで、隣接機に衝突して軌道離脱したり、時には逸走後に倒壊、あるいは海への転落、船舶への衝突など、死亡事故を含めた重大災害が発生しています。また、事故が発生すると多額の補償費、長期の操業停止など大きなダメージを招きかねません。
クレーン逸走防止ブレーキの特徴
レールクランプでは動摩擦係数が小さいため逸走時の事故を防ぎきれません。また、従来のバネ式レールブレーキは押付力を管理することはできませんでした。それに対してクレーン逸走防止ブレーキは、油圧により押付力を管理することができます。
薄型クレーン逸走防止ブレーキの取付事例
小型化することで、取付スペースのない機種にも取り付けることができます。
実機による制動性能試験
実機による「クレーン逸走防止ブレーキ」の制動性能試験を繰り返し実施し、計算上の数値だけではなく実機にて制動性能を検証しています。
制動性能試験比較動画
<試験条件>
(1)走行速度:約46m/s (2)走行ブレーキ・レールクランプは作動させない (3)定常走行になったところで制動開始
(4)停止距離:停止信号からクレーン停止/空走距離:停止信号から減速開始/制動距離:減速開始からクレーン停止
「クレーン逸走防止ブレーキ」は、惰性停止と比較して約10分の1の距離で制動することを実証しています。
抗力(保持力)性能試験結果
1)静摩擦係数:μ=0.4以上
制動性能試験結果(46回実施)
1)平均制動距離:700mm、惰性時:約7500mmの約1/10で停止
2)動摩擦係数:μ=約0.2 ※試験結果より算出
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