地震対策

Earthquake
countermeasures

マグニチュード9.0と日本国内の観測史上最大規模となった東日本大震災でも、 IHI運搬機械の機械式駐車場では落下した車両はゼロでした。当時より受け継いできたノウハウを強化し、地震発生時の安全対策から、その後のサポートまで、さまざまな事態を想定した備えがあります。

地震発生時の安全対策

地震感知器

すべての機械式駐車場に地震感知機を設置。80gal(震度5程度)の地震を感知した際に、駐車装置を自動的に緊急停止させます。速やかに駐車装置を停止させることで、二次被害も防ぐことができます。

パレット落下防止装置

車両を乗せるパレットには、落下防止装置を搭載しています。東日本大震災の揺れを加震装置で再現した実験でも、パレットが落下しないことが実証されました。パレットの両端部に設置された角棒を、落下防止装置がつかむようにして、既定の位置に留めています。激しい揺れの力を受け流す仕組みで、パレットの落下を防ぎます。

耐震性の高い鉄骨フレーム

タワーパーキングを形づくる鉄骨フレームの耐震設計は、1次設計の時点で通常よりも1.5倍強い地震の力を想定。さらに、2次設計では1.1倍の余裕を持たせています。また、地盤の特性にかかわらず、地震の力を厳しい条件で計算しています。このように万全を期した設計で、高い耐震性を実現しました。

震災時も被害の少なかった
中間待機システム

IHI運搬機械の機械式駐車場には、車両をタワーパーキング各階に運ぶリフトを中間待機させるシステムがあります。
通常、リフトは車両が出入りするタワーパーキング最下部で待機するため、リフトと対になっているカウンターウェイト(つり合い重り)は、タワーパーキング最上部に位置します。この場合、重量のあるカウンターウェイトによって地震の揺れの影響を受けやすくなります。
中間待機システムにより、リフトが中間階以上に留められた場合は、カウンターウェイトも中間階以下に移動するため、地震で揺れが発生したときの安定性が増します。

リフトの上昇・下降に合わせてカウンターウェイトも動きます。地震対策

リフトの上昇・下降に合わせてカウンターウェイトも動きます。

地震発生後のサポート

日本全国に50箇所以上のサービスセンターを設置

駐車装置の運転に支障をきたすほどの地震が発生した際は、全国50箇所以上に設置されたサービスセンターが現場にスタッフを派遣し、人の目で安全を確認してから運転を復旧いたします。東日本大震災の際も、駐車装置の運転が停止した機械式駐車場をもれなく巡回し、お客様の車両が安全に出庫できるように努めました。
本社・営業所・サービスセンター

日本全国に50箇所以上のサービスセンターを設置地震対策

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