騒音対策
Noise abatement運搬機械では、長年培ってきた実績をベースにさまざまな騒音・振動を低減させる仕様にしています。代表例として標準エレベータパーキングの騒音・振動対策をご紹介します。
騒音・振動対策における標準設計仕様
横行棚のラップ機構
搬器~駐車棚への横行レール段差をなくし、搬器棚と駐車棚の先端をそれぞれ45°カットしてラップをさせます。そうすることで、横行時の騒音・振動が低減される機構となっています。

支持ブラケット(接触タイプ)
機械式駐車設備鉄骨と建築躯体を追従させる支持ブラケットにはゴムを設置し、建物側への振動伝達を低減します。

パレット横行用ローラー
格納棚上、パレットを横スライドさせるためのローラーは、鉄製ではなく、静音性に優れた樹脂製を採用しております。


フリーロケーションシステムの採用
利用者ごとにパレットを限定せず、入庫時に入庫可能なパレットのうち、最も早く乗場にご用意が出来るパレットに入庫いただくことで、 機械動作時間を短縮でき騒音・振動発生時間も短くなります。
騒音・振動対策におけるオプション設計仕様
駆動部への吸音パネル設置
駆動部の電動機・減速機廻りに吊り下げ型吸音パネルを設置し、騒音源からの影響を低減します。


駆動部架台への防振ゴム・制振材設置
駆動部架台へ防振ゴム・制振材を設置する事により、電動機からの振動伝播を低減します。


駆動速度制御
夜間等、利用頻度が低い時間帯に限定して駆動速度制御を行ない、発生騒音を低減させることが出来ます。
外壁への遮音ボード設置
外壁の内側に遮音ボードを施工することで透過音の低減が可能です。騒音が気になる面だけ等、部分的に施工することも可能です。