自走式立体駐車場をつくり続ける
最初に就職した会社が自走式立体駐車場の専門会社だったことで、20数年間ずっと自走式の工事管理に携わってきました。かつて一緒に働いていた方がIUKに転職し、「即戦力になる人材が足りない、ぜひ来てくれ」と言われたことがきっかけで、私もIUKに転職しました。
いままでの会社もやりがいは感じましたが、仕事は忙しく、残業の多さや休暇取得などは目をつぶる面もありましたが、さすがにIHI系列の大企業。待遇などの条件が良く、現場の規模が大きいことも魅力で、工事管理としての自分の経験やキャリアを広げられるチャンスだと思いました。
スケールが大きく、安全意識が高い現場管理
IUKのパーキングシステム事業は、機械式と自走式の2つの立体駐車場を扱っています。機械式・エレベータ式駐車場は装置を製作するため設備的であるのに対し、自走式駐車場は建築的です。建築的ですが、内装の仕上げがほとんどなく、鉄骨やコンクリートの躯体のままで完了するのが自走式立体駐車場建築の特徴と言えます。
IUKに来て驚いたことは物件の規模が大きいこと。現在手掛ける江東区有明の現場は、都内最大規模の大型商業施設とタワーマンションの複合開発施設で、約1,000台の自動車を収容する地上7階建の立体駐車場です。2020年開業を目指し、先行して駐車場建築を進めてきました。
現場監督の仕事としては施工計画の立案、施工計画書の作成、工事工程の管理や、協力会社が作ってきた施工図のチェックなどがありますが、工事の工程・品質・原価・安全に対する管理責任があります。特にIUKでは安全に勝るものはないとの考えが徹底していて私も注意しています。そこは、かつて働いてきた会社と大きく違いますね。
自分を生かせる社風の中で新たな挑戦
はっきり言って、物件の規模が大きくなるほど現場の仕事は大変です。だからこそ、私はそこに大きなやりがいと仕事の手応えを感じます。なぜなら、立体駐車場は人々の生活に役立つ構造物であり、街の風景として残り続けるものだから。自分の子どもが完成した駐車場を見て、スゴイねと言ってくれたときは、それまでの苦労が誇りに変わりました。
IUKは部下の意見を上司や周囲の人間がしっかり受けとめてくれる社風だから、自分のやりたいことが実現できます。自走式立体駐車場が、当社の事業部で最も利益を出せる部署になれるよう貢献したい。そのためにも、新たな資格取得にも挑戦し、さらにスキルを高めたいと思っています。