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JCC(タワークレーン)の組み立て/解体

超高層ビルの建築に欠かせないのがタワークレーンです。皆さんも建築中のビルの最上部にタワークレーンが立っている光景を見たことがあると思います。
これまで我が国で建てられたすべての超高層ビルのほとんどが当社のタワークレーンによって建てられています。

ところでこのクレーン、どうやってビルの上に昇って行くのでしょうか? そしてビルが完成したあと、いったいどうやって下に降ろすのでしょうか? その疑問に、タワークレーンのトップメーカーである当社がお答えします。

 



タワークレーンの仕組み

一般的にビル建築用のクレーンのことを、その形から“タワークレーン”と呼んでいます。
当社では“ジブクライミングクレーン(JCC)”と呼んでいますが、これは、ジブ(Jib肘=腕)を持ち、ビル上の柱を昇る(Climbingする)クレーン(Crane)、という意味です。
タワークレーンの各部位をご紹介します。

タワークレーンの各部位
タワークレーンの各部位

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タワークレーンが上る時
フロアクライミング
タワークレーンは建物の建築階が上に進むごとに、マストを使って少しづつ昇っていく仕組みになっています。

タワークレーンが上る時
タワークレーンを組み立て、数階分を施工します。   最上部のフロアに本体を固定して、本体の油圧シリンダでマストを引き上げます。   マスト最下部を最上部フロアに固定して、今度は本体がマストを昇ります。   あとはこれをしゃくとり虫のように何度も繰り返せば、クレーンはビルを昇って行くのです。この方式を「フロアクライミング方式」と言います。
マストクライミング

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クレーン本体がマストを継ぎ足して少しずつ上がっていくマストクライミング
マンション建築には、建屋ビルの隣地にタワークレーンを設置する方法もあります。
この方式はビルの高さに合わせマストが必要になります。この方式を「マストクライミング方式」と言います。
マストクライミング
タワークレーンが下りる時
複数のクレーンが設置されている場合は、それぞれが隣合ったクレーンを順次解体していきます。
そして最後の一台になったら、 人力で解体し、エレベータで地上に降ろしていきます。

1   2   3   4
タワークレーンが下りる時
クレーンAが屋上にひとまわり小さなクレーンBの部材を吊り上げます。   クレーンB部材を組み立てます。   クレーンBは、クレーンAを解体し地上に降ろします。   あとは1〜3を繰り返し、だんだんと小さなクレーンになっていきます。最後のクレーンは人の手で分解され、エレベータで地上に降ろされます。

いかかでしょうか。ビルが完成するまでは最上階で働いていたクレーンはこうして人知れず解体されるのです。
そして、メンテナンスを施し、次の建築現場へと運搬されるのです。
タワークレーン

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